最終更新:(東京メトロの10月29日発表と販売サイトの記載をもとに整理)
東京メトロが、土日祝だけ買える「土日祝限定東京メトロ28時間券(QR)」を2026年11月7日(土)から期間限定で発売します。値段は大人700円・小児350円で、いつもの「東京メトロ24時間券」と同じ。それでいて使える時間は4時間長い28時間です。
販売サイトのトップには同じ700円の「東京メトロ24時間券(QR)」も並んでいます。「土日祝限定」「28時間券」とその週末の日付が入った券を選んでください。週末ごとに別の券として販売されます。
土曜の昼に使い始めれば、日曜の夕方4時まで東京メトロ全線が乗り放題。週末に2日続けて出かける人なら、24時間券より使い勝手がかなり良くなります。
ただし、買えるのは12月20日までの週末7回だけで、販売は公式の販売サイトのみ。スマホに表示するQRコードで改札を通るタイプで、駅の券売機では売っていません。発売時間や元が取れる回数、QRコードが使えない改札まで、公式資料をもとにまとめました。
- 料金
- 大人 700円/小児 350円(24時間券と同額)
- 有効時間
- 最初に改札を通ってから 28時間
- 使える範囲
- 東京メトロ全線(9路線)|都営地下鉄・JR・私鉄は対象外
- 発売日
- 11月7日〜12月20日の 土日祝(週末7回)
- 買える時間
- その週の 土曜4:00〜日曜15:00(前売りなし)
- 入場の締め切り
- その週の 日曜23:59(11/21〜23の3連休は23日(月・祝)23:59)
- 買う場所
- 東京メトロの販売サイトのみ(クレジットカード・デビットカード)
2日で 4回(12km以上なら 3回)乗れば、ICカードで払うより安くなる

28時間券はどんなきっぷ?24時間券との違い
東京メトロには、最初に改札を通ってから24時間乗り放題になる「東京メトロ24時間券」(大人700円)がもともとあります。28時間券はこれと同じ700円で、使える時間だけが4時間延びたきっぷです。販売サイトにも「通常の24時間券と同額で、4時間多くご利用いただける」と書かれています。
たった4時間ですが、この差で土曜と日曜の2日にまたがって使えるようになります。たとえばこんな使い方です。
- 土曜12時に入場 → 日曜16時まで:土曜の午後に買い物、夜はイルミネーション、日曜も昼から出かけられる(東京メトロの発表資料に出てくる例)
- 土曜17時に入場 → 日曜21時まで:土曜は夜ごはんだけ、日曜は1日たっぷり
- 日曜の夜に入場 → 月曜の夜まで:条件は「日曜23:59までに最初の入場」だけなので、そこから28時間はそのまま使えます。発表資料でも、11月23日(月・祝)19時30分に入場した場合は11月24日(火)23時30分まで使えると案内されています
一方で、24時間券より不自由な点もあります。週末しか買えない・前売りがない・スマホのQRコードでしか使えないの3つです。平日に使う日や、前もって買っておきたい場合は、24時間券のほうが向いています(使い分けはこちら)。
発売は週末7回だけ|買える時間と入場の締め切り
週末ごとに別の券として売り出され、土曜の朝4時に発売、日曜の15時で販売終了です。買った券は日曜の23時59分までに最初の改札を通らないと無効になります。11月21日〜23日の3連休だけは、販売終了も入場の締め切りも23日(月・祝)までずれます。
| 週末 | 買える時間 | 最初の入場の締め切り |
|---|---|---|
| ①11/7(土)・8(日) | 11/7 4:00〜 11/8 15:00 | 11/8 23:59 |
| ②11/14(土)・15(日) | 11/14 4:00〜 11/15 15:00 | 11/15 23:59 |
| ③11/21(土)〜23(月・祝) | 11/21 4:00〜 11/23 15:00 | 11/23 23:59 |
| ④11/28(土)・29(日) | 11/28 4:00〜 11/29 15:00 | 11/29 23:59 |
| ⑤12/5(土)・6(日) | 12/5 4:00〜 12/6 15:00 | 12/6 23:59 |
| ⑥12/12(土)・13(日) | 12/12 4:00〜 12/13 15:00 | 12/13 23:59 |
| ⑦12/19(土)・20(日) | 12/19 4:00〜 12/20 15:00 | 12/20 23:59 |
入場の締め切りは「買った日」ではなくその週末の最終日の23時59分です。土曜に買って、日曜に使い始めてもかまいません。
前売りはないので、金曜の夜に翌日分を買っておくことはできません。逆に、日曜の昼に「やっぱり出かけよう」と決めても、15時までに買えば間に合います。
何回乗れば元が取れる?
東京メトロの運賃は距離で5段階に分かれています。ICカード(PASMO・Suica)の大人運賃と、700円を超える乗車回数を並べるとこうなります。
| 乗車距離 | 区間の例 | IC運賃 | 700円を超える回数 |
|---|---|---|---|
| 1〜6km | 上野→浅草 (銀座線) | 178円 | 4回(712円) |
| 7〜11km | 渋谷→銀座 (銀座線) | 209円 | 4回(836円) |
| 12〜19km | 渋谷→浅草 (銀座線) | 252円 | 3回(756円) |
| 20〜27km | 大手町→西船橋 (東西線) | 293円 | 3回(879円) |
| 28〜40km | 中野→西船橋 (東西線) | 324円 | 3回(972円) |
きっぷで乗る場合(180・210・260・300・330円)も回数は同じです。土曜に往復、日曜に往復すればちょうど4回なので、週末2日とも出かけるなら、まず損はしない計算になります。途中でもう1駅寄り道すれば、そのぶん得が増えます。
小児券(350円)も、IC運賃89円からなので4回前後で元が取れます。
なお、メトポ(メトロポイントクラブ)で乗車ポイントを貯めている人は、企画券で乗った区間はポイントの対象外になります。
使えるのは東京メトロ9路線だけ
乗り放題になるのは、銀座線・丸ノ内線・日比谷線・東西線・千代田線・有楽町線・半蔵門線・南北線・副都心線の9路線です。都営地下鉄(浅草線・三田線・新宿線・大江戸線)は対象外で、JRや私鉄にも乗れません。

気をつけたいのが直通運転です。東京メトロの電車の多くは、そのまま東急・小田急・東武・西武・JRなどの路線へ乗り入れます。座ったまま東京メトロの外まで行ってしまうと、その区間は28時間券の範囲外になります(精算の仕方は注意点で説明します)。
買い方と改札の通り方
- 販売サイトで会員登録する販売サイトはリンクティビティ(LINKTIVITY)が運営する東京メトロの公式サイトです。初めて使うときはメールアドレスで会員登録が必要です。
- その週末の28時間券を選んで支払う「おトクな乗車券」から「土日祝限定東京メトロ28時間券(QR)【日付】」を選び、大人・小児の枚数を指定して支払います。使えるのはクレジットカードとデビットカード(VISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners)で、3Dセキュアの登録が必須です。購入後、登録したメールアドレスに乗車券が届きます。
- 乗る直前に「利用開始」を押す「マイページ」の「予約情報」から乗車券を開き、「利用開始」ボタンを押します。押したあとは払い戻しができないので、改札の前で押すのが安心です。
- 改札のQRリーダーにかざす自動改札機の「QR」と書かれた読み取り部に、乗車券画面のQRコードをかざします。ICカードをタッチする場所とは別です。出るときも同じようにかざします。

家族や友人と使うときは、1回の支払いでまとめて買えます。「利用開始」を押す前なら、SNSやメールで同行者のスマホに乗車券を分けられます(1人1つのQRコードが必要)。1台のスマホで複数のQRコードを使って改札を通るときは、スマホを持っている人が最後に通ります。
QRリーダーがない8つの駅
次の駅の改札には、この乗車券に対応するQRリーダーがありません。多くは他社線との乗り換え駅です。
- 日比谷線 北千住駅(南口・北口)
- 中目黒駅
- 中野駅
- 西船橋駅
- 代々木上原駅
- 和光市駅
- 半蔵門線・副都心線 渋谷駅
- 南北線 目黒駅
これらの駅では、改札口の駅係員に声をかけます。係員が入場用・出場用のQRコードを見せてくれるので、乗車券画面の下にある「QRスキャン」を押して、スマホのカメラで読み取ります。係員がいないときは、インターホンの近くに貼ってあるポスターの案内に従って呼び出します。到着まで時間がかかることもあるので、乗り換えの時間には余裕を見ておきましょう。

買う前に知っておきたい注意点
- 前売りなし:買えるのはその週の土曜4時から日曜15時まで
- 日曜23時59分までに最初の入場をしないと無効(3連休は11月23日まで)
- 東京メトロ以外へ乗り越すときは、他社線との接続駅でいったんこの乗車券で改札を出て、他社線はICカードなどで乗り直す。他社線から乗ってくるときも、接続駅でICカードなどで一度出てから、この乗車券で入り直す
- スクリーンショットや印刷したQRコードは使えない。スマホの電池切れや故障で画面を出せないときは、乗車券を別に買う必要がある(駅で充電はできない)。係員に画面の提示を求められることもある
- 払い戻しは「利用開始」を押す前だけで、手数料220円。発表資料では「1枚につき」、販売サイトでは「1決済につき」となっていて、同じ支払いで買った券はまとめて払い戻しになる
- 買い間違いに注意:同じサイトで同じ700円の「東京メトロ24時間券(QR)」も売っている
28時間券の販売ページのよくある質問には「ちかとく」の案内も載っています。対象の乗車券を美術館・博物館や飲食店などで見せると、割引やプレゼントが受けられるサービスです。どの乗車券が対象か、各施設の特典は ちかとく公式サイト で確かめてから出かけてください。
24時間券・共通1日乗車券との使い分け
| きっぷ | 大人 | 乗れる路線 | 有効時間 | 買える場所 |
|---|---|---|---|---|
| 土日祝限定 東京メトロ28時間券(QR) | 700円 | 東京メトロ全線 | 入場から28時間 | 販売サイトのみ (その週末だけ) |
| 東京メトロ24時間券 | 700円 | 東京メトロ全線 | 入場から24時間 | 駅の券売機(当日) ・前売り・QR版 |
| 東京メトロ・都営地下鉄 共通1日乗車券 | 1,100円 | 東京メトロ+ 都営地下鉄 | 始発〜終電 | 駅の券売機・ QR版 |
| 東京フリーきっぷ | 1,720円 | 東京メトロ+都営交通 +都区内のJR | 始発〜終電 | 駅の券売機 |
- 土日の2日とも出かけて、東京メトロ沿線で完結する → 28時間券
- 平日に使う、または1日だけ出かける → 24時間券(同じ700円で、券売機でも買える。QR版は購入から90日以内の好きな日に使える)
- 大江戸線や浅草線にも乗る → 東京メトロ・都営地下鉄共通1日乗車券
観光客向けの「Tokyo Subway Ticket」(24時間1,000円など)は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県以外に住む人と訪日外国人旅行者しか買えません。首都圏に住んでいるなら、上の3つから選ぶことになります。
QRコードで乗る乗車券はほかの路線でも増えていて、つくばエクスプレスの1日乗り放題きっぷもQR化されています(TX!1日乗り放題きっぷのまとめ)。
沿線のイルミネーション・クリスマスマーケット
発売期間の11〜12月は、イルミネーションやクリスマスマーケットが始まる時期です。当ブログでまとめたイベントのうち、東京メトロの駅から行けて、発売期間と重なるものを挙げておきます。
| イベント | 日程 | 東京メトロの駅 |
|---|---|---|
| ふるさと渋谷 フェスティバル | 11/7・8 | 千代田線 代々木公園 |
| ARK HILLS CHRISTMAS | 11/7〜12/25 | 南北線 六本木一丁目 |
| 東京スクエアガーデン ウィンターイルミネーション | 11/5〜1/31 | 銀座線 京橋(直結) |
| HIBIYA Magic Time Illumination | 11/12〜2/28 | 日比谷線・千代田線 日比谷 |
| 東京ミッドタウン八重洲 クリスマス | 11/19〜12/25 | 丸ノ内線 東京 (八重洲地下街経由) |
| 東京ドームシティ SNOW DOME | 11/19〜2/28 | 丸ノ内線・南北線 後楽園 |
| 東京スカイツリータウン クリスマスマーケット | 11/5〜12/25 | 半蔵門線 押上 |
| 八芳園 紅葉ライトアップ | 11/27〜12/6 | 南北線 白金台 |
11月7日・8日の週末なら、たとえば土曜の昼に代々木公園の「ふるさと渋谷フェスティバル」へ行き、夕方は京橋でイルミネーション、日曜は半蔵門線で押上のクリスマスマーケットへ。家との往復を入れて5回乗ると、IC運賃の安い区間でも890円になり、700円を上回ります。ほかの週末の予定は イベントカレンダー から探せます。
よくある質問
- Q. 東京メトロ24時間券との違いは?
- 料金(大人700円・小児350円)と乗れる範囲(東京メトロ全線)は同じで、28時間券のほうが4時間長く使えます。そのかわり28時間券は週末しか買えず、前売りもなく、スマホのQRコードでしか使えません。24時間券は毎日買え、駅の券売機でも売っています。
- Q. 金曜日のうちに買っておけますか?
- 買えません。前売りはなく、販売はその週の土曜4時から日曜15時までです。
- Q. 日曜の午後に思い立っても間に合いますか?
- 間に合います。日曜15時までに買い、23時59分までに最初の改札を通れば、そこから28時間使えます。月曜にまたがって使うこともできます。
- Q. 都営大江戸線や浅草線にも乗れますか?
- 乗れません。対象は東京メトロの9路線だけです。都営地下鉄にも乗るなら、東京メトロ・都営地下鉄共通1日乗車券(大人1,100円)を選びます。
- Q. 直通運転で東急線や小田急線に入るときは?
- 東京メトロの外の区間は対象外です。他社線との接続駅でいったんこの乗車券で改札を出て、他社線はICカードなどで乗り直します。
- Q. 子どもの分はどう買いますか?スマホ1台で何人まで通れますか?
- 購入時に小児券(350円)を選びます。1人1つのQRコードが必要で、「利用開始」を押す前なら同行者のスマホに分けられます。1台のスマホで複数のQRコードを使うときは、スマホを持つ人が最後に改札を通ります。
- Q. クレジットカードがなくても買えますか?
- デビットカード(VISA・Mastercard・JCBなど)でも買えますが、3Dセキュアの登録が必要です。駅の券売機では売っていません。
- Q. スクリーンショットで改札を通れますか?
- 通れません。スクリーンショットや印刷したQRコードは使えないので、スマホで乗車券画面を開いてかざします。
- Q. 使わなかったら払い戻せますか?
- 「利用開始」を押す前なら、販売サイトで手数料220円を払って払い戻せます。押したあとは払い戻しできません。
- Q. QRコードが使えない駅はどこですか?
- 日比谷線北千住駅(南口・北口)、中目黒駅、中野駅、西船橋駅、代々木上原駅、和光市駅、半蔵門線・副都心線渋谷駅、南北線目黒駅です。駅係員に声をかけ、乗車券画面の「QRスキャン」で係員が示すQRコードを読み取ります。
出典
- 東京メトロ「週末がお得!土日祝限定東京メトロ28時間券(QR)を発売します!」(2026年10月29日)
- 同ニュースリリース 別紙(PDF)
- 販売サイト「土日祝限定東京メトロ28時間券(QR)【2026年11月7日~11月8日】」
- 東京メトロ「各種一日乗車券」
- 東京メトロ「普通券(きっぷ)」運賃表
- 東京メトロ「おもな区間の運賃・所要時間」(2026年4月1日現在・PDF)
- 東京メトロ「旅行者のお客様へ」(Tokyo Subway Ticket)
料金・発売日・利用条件は東京メトロの発表をもとにまとめたものです。最新の情報は東京メトロ公式サイトでご確認ください。
28時間券はクレジットカードかデビットカードでしか買えません。ネットで乗車券を買う機会が増えてきたので、ポイントが貯まるカードを1枚持っておくと便利です。年会費無料の楽天カードなら、普段の買い物でも楽天ポイントが貯まります。申し込みの流れは楽天カードの入会ガイドにまとめています。
あわせて読みたい
新着記事をメールで受け取る
お得情報の記事が出たら、メールでお知らせします。受け取るカテゴリも選べます。

