最終更新:(東海汽船の10月30日のお知らせと公式チラシをもとに作成)
東海汽船が10月30日、「東京諸島観光きっぷ」の発売を発表しました。竹芝から大型客船で伊豆諸島へ渡る往復きっぷで、11月1日発〜12月27日帰着の旅に使えます。値段は大島・利島・新島・式根島・神津島が大人往復10,000円、三宅島・御蔵島・八丈島が大人往復13,000円。こどもはどちらも半額です。
行き先が遠いほど割安で、12月の2等運賃で比べると、八丈島の往復は通常24,800円が13,000円。1万1,800円安く、ほぼ半額です。予約は10月31日(土)9時30分から、電話とインターネットで受け付けます。
きっぷは船の往復だけで、宿は別に手配が必要です。金曜夜の出発は使えず、大島〜神津島航路は運休日も対象外になるので、使えない日を先に確認してから日程を組むのがおすすめです。
- 設定期間
- 2026年11月1日(日)発〜12月27日(日)帰着
- 大島〜神津島
- 大島・利島・新島・式根島・神津島:大人 10,000円/こども 5,000円
- 三宅島〜八丈島
- 三宅島・御蔵島・八丈島:大人 13,000円/こども 6,500円
- 等級
- 大型客船の往復2等和室(等級変更不可)
- 有効期間
- 出発日から最大7日間
- 使えない便
- 金曜夜の出発便、大島〜神津島航路の運休日など
- 予約
- 10月31日9時30分から出発日の前日まで(電話・インターネット)
八丈島往復は通常 24,800円 → 13,000円(12月の2等運賃で比較・税込)

島ごとに通常運賃と比べると
チラシには「通常13,140円〜18,760円」「通常19,800円〜24,800円」(12月料金基準)とだけ書かれています。運賃表の2等片道を2倍して、島ごとに並べ直しました(大人)。
| 島 | 通常往復(12月) | 通常往復(11月) | 観光きっぷ | 12月との差 |
|---|---|---|---|---|
| 大島 | 13,140円 | 12,320円 | 10,000円 | 3,140円 |
| 利島 | 14,640円 | 13,720円 | 10,000円 | 4,640円 |
| 新島 | 17,700円 | 16,600円 | 10,000円 | 7,700円 |
| 式根島 | 17,700円 | 16,600円 | 10,000円 | 7,700円 |
| 神津島 | 18,760円 | 17,600円 | 10,000円 | 8,760円 |
| 三宅島 | 19,800円 | 18,560円 | 13,000円 | 6,800円 |
| 御蔵島 | 22,180円 | 20,800円 | 13,000円 | 9,180円 |
| 八丈島 | 24,800円 | 23,240円 | 13,000円 | 11,800円 |
同じグループなら島が変わっても値段は同じなので、大島〜神津島なら神津島、三宅島〜八丈島なら八丈島がいちばん得です。11月の通常運賃は12月より片道410〜780円安いため、11月出発だと差額は少し縮みます。こども運賃は通常も大人の半額なので、割引の割合は大人と変わりません。
使える船と時刻:夜に竹芝を出て朝に着く
大島〜神津島はさるびあ丸、三宅島〜八丈島は橘丸。どちらも夜に竹芝を出て、船内で一晩過ごし、翌朝に島へ着きます。

| 大島〜神津島航路 | 往路 | 復路 |
|---|---|---|
| 東京(竹芝) | 22:00発 | 19:00着※ |
| 大島 | 翌6:00着 | 14:30発 |
| 利島 | 7:40着 | 12:50発 |
| 新島 | 8:35着 | 11:55発 |
| 式根島 | 9:05着 | 11:25発 |
| 神津島 | 10:00着 | 10:30発 |
※土・日曜の復路は横浜経由のため、東京着は19:45。このグループは横浜で下船しても同じ料金です。

| 三宅島〜八丈島航路 | 往路 | 復路 |
|---|---|---|
| 東京(竹芝) | 22:30発 | 19:50着 |
| 三宅島 | 翌5:00着 | 13:45発 |
| 御蔵島 | 6:00着 | 12:40発 |
| 八丈島 | 8:55着 | 9:40発 |
チラシには、島から東京へ向かう大型客船は東京港内の信号管制で到着が遅れることがある、とも書かれています。帰りの日の夜は予定を詰め込みすぎないほうが安心です。
使えない日(往路・復路の適用除外日)
「往路適用除外日」は東京を出発できない日、「復路適用除外日」は島から帰れない日です。航路によって違います。
| 月 | 大島〜神津島 往路の除外日 | 大島〜神津島 復路の除外日 | 三宅島〜八丈島 往路の除外日 |
|---|---|---|---|
| 11月 | 6(金)・13(金)・17(火)・18(水)・20(金)・24(火)・27(金) | 18(水)・19(木)・25(水) | 6・13・20・27(いずれも金曜) |
| 12月 | 1(火)・4(金)・8(火)・11(金)・15(火)・16(水)・17(木)・18(金)・25(金) | 2(水)・9(水)・16(水)・17(木)・18(金) | 4・11・18・25(いずれも金曜) |
三宅島〜八丈島航路は復路の除外日がありません。大島〜神津島航路は金曜のほかに大型客船の運休日(11/17・18・24、12/1・8・15・16・17)も出発できず、復路も8日間使えません。11/18と12/16〜18は行きも帰りも対象外です。
- 土曜夜の出発はどちらの航路も対象外になっていません。土曜の夜に乗って日曜の朝に着き、島で1泊して月曜に帰る、という組み方ができます。
- 予約の時点で往復の日付を決めます。帰りの日も上の表を避けてください。
- 東京に帰り着く最終日は12月27日(日)です。
予約のしかた:電話とインターネット
- 島と往復の日付を決める上の表で除外日を避け、帰りは出発日から7日以内に収めます。
- 10月31日9時30分以降に予約する出発日の前日まで受け付けています。往路と復路の日付をあわせて伝えます。
- 電話なら「コース番号」ときっぷ名を伝える東海汽船お客様センター 03-5472-9999(毎日9:30〜18:00)。コース番号は大島TSK21・利島TSK22・新島TSK23・式根島TSK24・神津島TSK25・三宅島TSK31・御蔵島TSK33・八丈島TSK34です。電話予約の代金は、ふだんと同じく乗船当日に乗り場の窓口で支払います。
- ネットなら会員登録してきっぷを選ぶ東海汽船のインターネット予約にログイン(会員登録は無料)し、出発日・出発地・到着地で検索して「東京諸島観光きっぷ」を選びます。支払いはクレジットカードのみです。
- 当日は竹芝客船ターミナルで乗船券を受け取るネット予約の場合は予約完了メールを印刷するか、スマホで画面を見せて発券窓口に出します。ターミナルはゆりかもめ竹芝駅から徒歩約1分、JR浜松町駅北口から徒歩約8分です。
受付開始は10月31日9時30分。希望日にネットで予約できるかどうかは、予約画面の表示で確認してください。
8島の見どころ
写真と紹介は東海汽船の各島ページから。11〜12月に撮った写真とは限らないので、季節による違いはあります。








何泊で行く?夜行日帰りできる島も
有効期間は出発日から最大7日間。帰りの便は同じ船が神津島(八丈島)で折り返して各島に寄るので、時刻表からはこんな組み方ができます。
- 夜行で行ってその日に帰る:島にいられる時間は、大島が約8時間30分(6:00着・14:30発)、三宅島が約8時間45分(5:00着・13:45発)、利島が約5時間10分(7:40着・12:50発)、新島が約3時間20分(8:35着・11:55発)、式根島が約2時間20分(9:05着・11:25発)。チラシで夜行日帰りを不可としているのは御蔵島だけです。気になる場合は予約時にお客様センターで確認してください。
- 船中1泊+島で1〜2泊:いちばん一般的で、時間にも余裕があります。
- 神津島・八丈島は泊まり前提:神津島は10:00着で帰りは10:30発、八丈島は8:55着で帰りは9:40発。日帰りでは島にほとんどいられません。
宿泊はきっぷに含まれていません。島の宿は自分で予約し、欠航で延泊した場合の宿泊費も自己負担です。
2等和室はどんな部屋?

カーペット敷きの大部屋で、決められた区画に横になって休みます。船内案内によると、さるびあ丸の2等和室は定員4〜18名で顔の部分がパーテーションで仕切られています。橘丸の2等は1室4〜12名ほどで、同じく顔の部分に衝立があり、一部は女性専用エリアです(席数に限りあり)。
個室やベッドではありませんが、横になって眠れます。ふだんならベッドのある特2等(2段ベッド)も選べますが、このきっぷは等級変更・ランクアップができません。
申し込む前に確認したいこと
- 予約時に往復の利用日を指定します。
- 特別プランのためほかの割引とは併用できません。等級変更・ランクアップも不可です。
- 出発後は行き先を変えられず、復路の乗船地も変更できません。出発後に自己都合で復路便を払い戻したり変えたりすることもできません。
- 御蔵島の夜行日帰りには使えません。
- 取り消し料は、29日前から出港時刻までが500円。出港後、連絡なしの不参加、往路便の出発後の変更は100%です。
- 復路が欠航した場合は、空席があれば有効期間内の別の便に乗れます。ほかの交通機関で帰っても復路分は払い戻されず、欠航による宿泊費も自己負担です。
- 大人1名から申し込めます。こどもだけの予約はできません。
- 本土発の往復に限ります。
なぜ今このきっぷが出たのか
東海汽船は、酒気帯び状態での航海当直などを理由に関東運輸局から船舶の使用停止命令を受け、10月9日〜28日に一部の船の運航を止めていました。その間は船や時間、発着地の変更が続き、島の暮らしや観光にも影響が出ています。
今回のきっぷは、チラシの冒頭で島民と利用者へのお詫びを述べたうえで出された「東京諸島観光プラン」の第1弾です。八丈島航路の橘丸はプロペラの油漏れで入渠していましたが、10月28日のお知らせでは、29日夜の便から航路に戻る予定とされています。
よくある質問
- Q. こども料金は誰が対象?
- 大島〜神津島は5,000円、三宅島〜八丈島は6,500円で、どちらも大人の半額です。東海汽船の「こども」は12歳未満と、12歳以上の小学生です。小学校入学前の子は別の扱いがあります(次の質問)。
- Q. 未就学の子どもにもきっぷは要る?
- 東海汽船のふだんの規定では、幼児(1歳以上6歳以下の未就学児)と乳児(1歳未満)は大人1人につき1名まで無料で、席はありません。2人目からや、単独で席を使う場合はこども料金が必要です。このきっぷでの扱いはチラシに書かれていないため、予約時に確認してください。
- Q. ジェット船にも乗れる?
- 乗れません。大型客船の2等和室往復に限ったきっぷで、等級変更やランクアップもできません。
- Q. 行きと帰りで違う島を使える?
- 使えません。出発後の行き先変更はできず、復路の乗船地も変えられないので、着いた島から帰ることになります。
- Q. 予約はいつからいつまで?
- 2026年10月31日9時30分から、出発日の前日まで受け付けます。電話(東海汽船お客様センター、毎日9:30〜18:00)とインターネット(会員登録が必要)で予約できます。
- Q. 日帰りはできる?
- チラシで夜行日帰りを不可としているのは御蔵島だけです。時刻表では、大島(島に約8時間30分)、三宅島(約8時間45分)、利島(約5時間10分)、新島(約3時間20分)、式根島(約2時間20分)は当日の復路便に乗れます。神津島と八丈島は着いて30〜45分で復路便が出るため、泊まりが前提です。
- Q. 帰りの船が欠航したら?
- 空席があれば有効期間内の別の便に乗れます。飛行機などで帰った場合、復路分の払い戻しはなく、欠航で延びた分の宿泊費も自己負担です。
出典
- 東海汽船「東京諸島観光きっぷ販売開始(2026.11.1~12.27帰着)」(2026年10月30日)
- 同 チラシ(PDF)
- 東海汽船「運賃表」2026年12月・2026年11月
- 東海汽船「予約から乗船まで」・「キャンセル規定」
- 東海汽船「東京・竹芝客船ターミナル」
- 「さるびあ丸 船内のご案内」・「橘丸 船内のご案内」
- 東海汽船「島のご案内」各島ページ
- 東海汽船「東海汽船をご利用いただくすべての皆様へ」(2026年10月29日)・「大型客船『橘丸』の臨時ドックに伴う修理状況について(最終報)」
料金・日程・利用条件は東海汽船の発表をもとにまとめたものです。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
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