ここまで遊べる2日間
チーズ売り場でつい輸入物に手が伸びる、という人ほど驚くと思います。北海道から沖縄まで、日本各地の工房がつくったナチュラルチーズだけを集めた催しが、10月10日(土)と11日(日)の2日間、六本木ヒルズアリーナで開かれます。名前は「WA!CHEESE FES」。並ぶのは約200種類で、主催者は2日間で5,000人規模の来場を見込んでいます。
試食は有料チケット制で、時間帯ごとの入れ替え。つまり行く時間をあらかじめ決めておかないと入れないタイプの催しです。この記事では、チケット2種類の違い、両日の時間割、チケットなしでも楽しめる範囲を、順に整理しておきます。
開催概要をひと目で

| イベント名 | WA!CHEESE FES |
|---|---|
| 日程 | 2026年10月10日(土) 〜10月11日(日) |
| 会場 | 六本木ヒルズアリーナ 東京都港区六本木6-10-1 |
| 内容 | 試食・販売、展示、 体験コンテンツ、 ステージイベント |
| チケット | 税込2,500円/3,500円 (試食エリアは有料) |
| 主催 | NPO法人 チーズプロフェッショナル協会 |
会場では展示試食会「第10回 日本の銘チーズ百選」が開かれ、そこに並ぶ約200種類を食べ比べていく形になります。もともとは2009年、41の工房が110品を持ち寄った試食会として始まった催しで、2022年からは「Cheese Fun! Fan! Fun!」の名で続いてきました。2026年から今の名前に変わっています。
そもそも「和チーズ」とは何なのか

聞き慣れない言葉ですが、難しい定義があるわけではありません。国産のナチュラルチーズをもっと身近に感じてもらうため、主催者が2026年から使い始めた呼び名です。イベント名の「WA!」にも、味に出会ったときの驚きと、つくり手と食べ手をつなぐ輪という二つの意味が重ねられています。
呼び名が新しいだけで、中身は各地で長く続いてきたチーズづくりそのものです。土地ごとに気候も水も違い、そこに日本の発酵や熟成の考え方が重なる。同じ種類のチーズでも工房が違えば味が変わる理由は、そのあたりにあります。食べ比べるほど差が分かるという点が、この催しの芯にあたる部分です。
全国の工房がひとつの会場に

集まる工房は北海道から沖縄まで。牧場のある地域だけの話ではなく、東京都内や大阪、京都、瀬戸内、九州の工房まで名前が並びます。同時開催のコンテストには37都道府県から131の工房がエントリーしており、うち19工房は初参加です。
旅先の道の駅で見かけたきり買えていないチーズや、通販でしか手に入らない小さな工房の品が、同じテーブルに並ぶ。これが東京の真ん中で起きるのが、この2日間の価値だと思います。遠方から来るなら、この時期はJRが3日間乗り放題になる「秋の乗り放題パス」の設定期間とも重なるので、移動費を先に固めてから予定を組むと動きやすくなります。
つくり手と直接話せるのが本番

会場には生産者本人が立ちます。どんな土地の、どんな牛や山羊のミルクなのか。なぜこの熟成期間にしたのか。表示ラベルを何度読んでも分からない部分が、ひと言尋ねれば返ってくる場です。
試食だけで終えてしまうと、正直もったいない。気になった1品を見つけたら、その場で「これは何と合わせるとおいしいですか」と聞いてみてください。持ち帰ってからの満足度がまるで違います。販売も行われるので、気に入ったものはそのまま買って帰れます。
チケットは2種類。どちらを選ぶか

試食エリアに入るには有料チケットが必要です。用意されているのは次の2種類で、どちらを選んでも約200種類の試食は付いてきます。
| チケット | 価格 (税込) | 時間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| WA!っと 体験チケット | 2,500円 | 90分制 | まずは気軽に 食べ比べたい |
| WA!っと 探求チケット | 3,500円 | 120分制 | セミナーや ペアリングまで じっくり味わいたい |
差は時間と、セミナーやペアリングといった内容の有無です。チーズの名前がまだ頭に入っていない段階なら体験チケットで十分楽しめますし、逆にすでに好みの種類がある人は、探求チケットの30分の余裕が効いてきます。
時間割と、チケットなしで入れるエリア

有料エリアは1日3部の入れ替え制です。両日で開始時刻が違うので、チケットを買う前にここを見てください。
| 区分 | 10月10日(土) | 10月11日(日) |
|---|---|---|
| 無料エリア | 11:30〜19:00 | 11:00〜18:00 |
| 有料 第1部 | 11:30〜13:30 | 11:00〜12:30 |
| 有料 第2部 | 14:30〜16:00 | 13:30〜15:30 (14:30〜15:30は 授賞式) |
| 有料 第3部 | 17:00〜19:00 | 16:30〜18:00 |
チケットを持っていなくても、無料エリアには入れます。販売や展示、ステージの雰囲気を見て回るだけでも十分に楽しめる構成なので、「まず様子を見て、気に入ったら次回は試食チケットで」という回り方も現実的です。買い物だけが目的なら無料エリアで足りる、と考えてよいでしょう。
会場は六本木ヒルズなので、前後に予定を足しやすいのも利点です。歩き疲れたあとに都内の銭湯が300円になるキャンペーンを使ったり、甘いもので締めたい日はゴディバの1杯買うともう1杯無料の企画を挟んだりと、1日の組み立て方はいろいろあります。
同時開催のJapan Cheese Awards 2026

同じ日程で、国産ナチュラルチーズのコンテストも動いています。2014年に始まり2年に1度開かれてきたもので、今年が7回目。131工房から402品が出品され、27の部門に分けて審査されます。審査にあたるのはチーズプロフェッショナルの資格を持つ人たちです。
今回は国産プロセスチーズを対象にした「プロセスチーズコンテスト2026」も新設されました。審査そのものはベルサール六本木で行われ、一般には公開されません。ただし10月11日(日)の14:30〜15:30、六本木ヒルズアリーナで授賞式があり、各部門の結果と受賞チーズがここで発表されます。ステージでは審査の様子も紹介される予定です。
その時間に有料エリアの第2部(13:30〜15:30)を取っておけば、食べ比べながら結果発表を聞けることになります。選ぶ部を迷っているなら、11日は第2部が有力です。詳細はJapan Cheese Awards 2026の公式ページに掲載されています。
前回の頂点と、世界大会とのつながり

前回2024年のグランプリは、北海道のチーズ工房タカラがつくる長期熟成ハードチーズ「タカラのタカラ」でした。原材料は生乳と塩のみ。放牧のミルクを100%使い、天然の乳酸菌で発酵・熟成させています。
この工房はWorld Cheese Awardsでも入賞を重ねていて、2019年と2025年には「タカラのタカラ」がGoldを獲得。ほかにも2021年のBronze(タカラのトケル)、2023年のBronze(タカラのマルタ)とSilver(タカラのフュメ)が並びます。国内のコンテストで上位に入ったチーズは、条件を満たせば世界大会への出品対象に選ばれる仕組みになっており、会場で口にする1片が世界とつながっている、という見方もできます。
出かける前に確認しておきたいこと
- 試食エリアは有料チケットが必須。無料エリアだけでは食べ比べに参加できません。
- 有料エリアは入れ替え制。第何部かを決めてから購入します。
- 未就学児は無料。小学生以上は有料チケットが必要です。
- 販売は10月9日(金)23:59まで。なくなり次第終了で、返金や再発行はありません。
- 当日の内容や時間は変更される場合があります。最新の情報は必ず公式で確認してください。
チケットの空き状況や当日の詳しい流れは公式サイト、主催団体の活動についてはチーズプロフェッショナル協会のサイトが一次情報になります。宿泊を伴う遠征を考えているなら、マリオットの宿泊キャンペーンのように滞在側で戻ってくる仕組みも併せて見ておくと、総額を抑えやすくなります。
よくある質問
- Q. 入場料はかかりますか?
- チケット不要の無料エリアがあります。約200種類の試食ができるエリアに入るには、有料チケットが必要です。
- Q. チケットはいつまで買えますか?
- 2026年10月9日(金)23:59までです。なくなり次第終了となります。
- Q. 子どもも入れますか?
- 未就学児は無料です。小学生以上は有料チケットを購入してください。
- Q. 2種類のチケットはどこが違いますか?
- WA!っと体験チケットは税込2,500円の90分制、WA!っと探求チケットは税込3,500円の120分制で、セミナーやペアリングまで楽しめます。どちらも約200種類の試食が付きます。
- Q. Japan Cheese Awardsの審査は見学できますか?
- 審査はベルサール六本木で行われ、一般には公開されません。授賞式は10月11日(日)の14:30〜15:30に六本木ヒルズアリーナで開催されます。
- Q. チケットの払い戻しはできますか?
- 再発行や返品、返金には対応していません。