茨城県つくば市にある国立環境研究所が、2026年10月25日(日)に研究所の構内を一般に開放します。温暖化や気候変動、ごみ、生き物の多様性といったテーマを、ふだん研究で使っている設備や体験プログラムを通して見て回れる日です。入場は無料で、事前の予約もいりません。
始まったのは1976年。およそ50年続いている催しで、今年のテーマは「はっけん!ぼうけん!こっかんけん!」です。
- 日時:2026年10月25日(日)9:30〜15:00(最終受付14:30)
- 会場:国立環境研究所 つくば本構(茨城県つくば市小野川16-2)
- 入場無料・来場予約は不要
- 構内には車で入れません。無料シャトルバスか公共交通機関で
- 一部のプログラムは当日配布の整理券が必要

どんな催し? 見どころと向いている人
研究所の人たちが自分の研究を紹介しながら、来場者にも手を動かしてもらう形のイベントです。説明を聞くだけでなく、測ったり観察したりできるプログラムが多いのが特徴です。
中でも目を引くのは次の3つ。
- 実際に航空機に積まれている装置を使って、温室効果ガスを測る体験
- 大気汚染の原因になる微小な粒子(PM2.5)を、子どもが自分で測るプログラム
- PM2.5ができる様子を再現する「光化学スモッグチャンバー」や、研究を支えるコンピュータシステムなど、大型施設の特別公開

環境や動物、自然が好きな人はもちろん、研究の現場をのぞいてみたい人、子どもと一緒に遊びながら学べる行き先を探している家族にも合いそうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年10月25日(日) |
| 時間 | 9:30〜15:00(最終受付14:30) |
| 会場 | 国立環境研究所 つくば本構 (茨城県つくば市小野川16-2) |
| 入場料 | 無料 |
| 予約 | 不要 |
| 車 | 構内への乗り入れ不可 |
注目プログラム10選の時間割
研究所が「注目イベント」として挙げている10本を、時間とあわせて並べました。終日やっているものと、時間が決まっているものが混ざっているので、回る順番を考える時の目安にしてください。
| プログラム | 時間 | ひとこと |
|---|---|---|
| \研究者が語る/すごいぞ!生物ニュース2026 | 10:30〜 (6テーマ) | 最新の研究を研究者自身が紹介。詳しくは次の章で |
| 琵琶湖の生きものと環境を調べる | 9:30〜15:00 | 琵琶湖の保全・再生に向けた研究の紹介 |
| 電子顕微鏡で藻類をみてみよう | 10:30/11:30 13:00/14:00 | 本物の電子顕微鏡で観察。各回30分・10人、当日整理券 |
| 未来を決めるのはキミだ!~脱炭素社会への挑戦~ | 9:30〜15:00 | 脱炭素社会をテーマにした、世界に入り込むタイプの展示 |
| めぐるめぐる いのちのおはなし | 絵本展示 9:30〜15:00 おはなし会 11:00/13:00 | 絵本専門士のおはなし会は各回20分・定員10人、当日整理券 |
| 環境研究を支えるコンピュータシステムを見てみよう! | 10:15/14:00 | ふだん入れない場所の見学。各回30分・15人、当日整理券 |
| 巨大迷路×GOSATクイズ&ペーパークラフト | 10:00〜15:00 | 迷路と工作で、宇宙から地球を探る話に触れる |
| ClimoCast(クライモキャスト)で未来たんけん! | 9:30〜15:00 | 2100年の「暑さ」を予想して、シミュレーションで確かめる |
| 赤外線で見る不思議な世界 ~二酸化炭素の温室効果と身近な熱のひみつ~ | 10:30/11:30 13:00/14:00 | 目に見えないCO2を赤外線で観察 |
| YouTuberと一緒に考えよう!生物多様性トークショー | 12:00〜 | YouTuber2人と研究者によるトーク |
午前中に整理券の回を1つ押さえ、昼の12:00からはトークショー、午後は終日開いている展示や迷路を回る、という組み方だと時間を無駄にしにくいはずです。

研究者の「生物ニュース」とYouTuberトーク

「すごいぞ!生物ニュース2026」は、最近の研究成果やニュースから「もう少し深く知りたい」話題を選び、研究者が直接話すプログラムです。クマの話題が2本あるのは今年ならではかもしれません。
| 時間 | テーマ |
|---|---|
| 10:30〜 | 赤にする?青にする?ラン藻類に学ぶ「生き残るためのカラーマネジメント」 |
| 11:00〜 | 魚はどこで卵を産む? — DNAで読み解く琵琶湖の産卵マップ |
| 11:20〜 | 実は知らないクマのこと! — 年齢構成から見るクマの集団 |
| 13:15〜 | クマやイノシシは何頭いる? — カメラトラップで挑む個体数推定 |
| 13:40〜 | 私たちが知らずに踏み潰す世界の森林と多様性 — 農業や金属採掘の影響 |
| 14:00〜 | イリオモテヤマネコも鳥インフルエンザに弱い? — 細胞で迫る重篤化リスク |
12:00からの「YouTuberと一緒に考えよう!生物多様性トークショー」は、今回初めて組まれたトークイベントです。登壇するのは次の3人で、生物多様性や環境問題について語り合います。
| 登壇者 | 肩書き |
|---|---|
| マーシーさん | 生き物系YouTuber |
| WoWキツネザルさん | 環境系エンターテイナー |
| 五箇公一 | 国立環境研究所 |
整理券が要る3つのプログラム
次の3つは人数が決まっていて、当日に整理券が配られます。1回あたり10〜15人と少ないので、目当ての回がある人は会場に着いたら最初に動いたほうがよさそうです。
- 電子顕微鏡で藻類をみてみよう:10:30〜/11:30〜/13:00〜/14:00〜、各回30分・10人
- おはなし会「めぐるめぐる いのちのおはなし」:11:00〜/13:00〜、各回20分・定員10人
- 環境研究を支えるコンピュータシステムを見てみよう!:10:15〜/14:00〜、各回30分・15人

おはなし会は、絵本専門士が読み聞かせをする回です。絵本の展示そのものは9:30〜15:00まで自由に見られるので、整理券が取れなくても立ち寄る価値はあります。

スタンプラリーでもらえる限定グッズ
会場全体を巡るスタンプラリーに参加するか、アンケートに答えると、研究所のオリジナルグッズがもらえます。どちらのグッズも1人1枚までです。

ひとつはエコバッグ「4 Seasons NIES」。研究所の敷地にある自然をデザインに取り入れたもので、なくなった時点で配布終了です。欲しい人は午後に回さず、早めにスタンプを集めておくのが無難です。

もうひとつは、研究所の福島拠点ができて10年になるのを記念した「オリジナルぷっくりシール」です。
どちらをどの条件でもらえるのか、細かな組み合わせは発表からは読み取れませんでした。当日の案内に従ってください。
会場へのアクセスと公式情報
いちばん気をつけたいのは、研究所の構内に車で入れないことです。無料のシャトルバスか、公共交通機関で向かいます。バスの乗り場や運行時刻は、国立環境研究所一般公開2026の特設サイトで確かめてから出かけてください。
遠方から出かけるなら交通費も抑えたいところ。JRの在来線を使う秋の遠出には3日間乗り放題の「秋の乗り放題パス」、新幹線を使うなら半額になる「トクだ値スペシャル28」の区間と買い方も見ておくと、組み合わせ次第で出費がかなり変わります。
入場無料で楽しめる催しは無料クルーズもあった芝浦運河まつりでも紹介しています。展示を見て回るお出かけが好きな人は、ジブリパーク展の見どころと料金もあわせてどうぞ。
公式の情報はこちらです。
- 国立環境研究所一般公開2026 特設サイト(全プログラムの一覧と詳細)
- 国立環境研究所の報道発表
- 国立環境研究所 公式サイト
- 国立環境研究所 公式X
- 昨年の雰囲気をつかみたい人向け:2025年の注目プログラム紹介(前編)/(後編)/2024年の開催報告レポート
問い合わせ先は [email protected] です。
よくある質問
- 入場料や事前予約は必要ですか?
- 入場は無料で、来場の予約もいりません。ただし一部のプログラムは当日配布の整理券が必要です。
- 車で行けますか?
- 研究所の構内には車で入れません。無料シャトルバスか公共交通機関を使います。バスの乗り場や時刻は特設サイトで確認してください。
- 整理券が必要なのはどのプログラムですか?
- 電子顕微鏡で藻類を見る体験、絵本のおはなし会、コンピュータシステムの見学の3つです。どれも当日に配られます。
- 限定グッズはどうすればもらえますか?
- 会場を巡るスタンプラリーに参加するか、アンケートに答えるともらえます。どちらも1人1枚までで、エコバッグはなくなり次第終了です。
- 何時までに入ればいいですか?
- 開催は9:30〜15:00で、最終受付は14:30です。