【2026年9月末】株主優待まとめ|保有銘柄・クロス取引・端株・記念優待

この記事のポイント:2026年9月末の権利付最終日は9月28日(月)、逆日歩は1日分です。筆者は現物9銘柄で、金額にできる分だけで約26,000円になります。今年は記念優待が重なった年で、オリエンタルランドは上場30周年、学研ホールディングスは創業80周年、プレステージ・インターナショナルは創業40周年の優待を9月末だけ実施します。一方で上新電機の1株優待は前年で終わりましたが、100株まで買い増すと逆に10,000円分に倍増します。BBDイニシアティブは優待そのものが廃止になりました。

2026年9月末に権利確定する株主優待の記録です。9月末は3月末に次いで銘柄数の多い月で、今年は449〜459社ほどが対象になります。筆者が今回もらえるのは現物保有の9銘柄(金額にできる分で約26,000円)で、あわせてクロス候補13銘柄手持ちの端株11銘柄を整理しました。現物・クロス・おすすめ・端株・過去実績の5セクションでまとめます。優待クロスがはじめての方は、先に株主優待ガイドを読んでおくと流れがつかみやすいはずです。

権利付最終日:2026年9月28日(月)/9月29日(火)権利落ち/9月30日(水)権利確定。

現物保有で取得(9銘柄)

筆者がふだん現物で持っている銘柄のうち、9月末に権利確定するのはこの9銘柄です。クロスのコストがかからず、持ち続けている限り毎年もらえます。SBI証券と楽天証券に分かれていますが、同じ人が複数の証券会社で同じ銘柄を持っていても、株主名簿の上では1つの株主番号にまとめられます。ほふり(証券保管振替機構)が基準日ごとの「総株主通知」で、氏名・住所・生年月日・マイナンバーをもとに名寄せし、株数を合算して発行会社へ通知するためです。つまり同じ銘柄を何社に分けて持っていても優待は1回分で、逆に口座をまたいで100株に届けば条件は満たせます。

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銘柄 保有 優待内容 使途 価値
上新電機(8173) SBI
101株
株主ご優待カード
10,000円分
自分でJoshinで使う
(換金は3〜5割)
10,000円
早稲田アカデミー(4718) 楽天
100株
5,000円分
株主優待券
金券ショップ・フリマで換金、
または自分用
5,000円
レントラックス(6045) 楽天
100株
5,000円分
デジタルギフト
自分用、またはAmazonギフト
カード等に交換して現金同等に
5,000円
力の源HD(3561) SBI
100株
4,000円分
(連続3回以上で倍増)
自分用、またはフリマで換金 4,000円
ケーズHD(8282) 楽天100株
+SBI 1株
1,000円券 ×2枚
(長期加算込み)
金券ショップ・フリマで換金、
または自分用
2,000円
極楽湯HD(2340) SBI
101株
無料入浴券 4枚
(1年以上)
自分用(電子券・譲渡可) 入浴券4枚
三越伊勢丹HD(3099) 楽天100株
+SBI 1株
10%割引カード
(限度額は下の注意)
自分用 利用額しだい
出光興産(5019) 楽天
100株
Idemitsu Art Award 展
招待券
自分用 招待券
マネックスG(8698) マネックス証券
1株
マネックスポイント
50pt
自分用(マネックスポイント) 50円

現物保有のうち金額にできる分:約26,050円(ほかに入浴券4枚・10%割引カード・美術展の招待券)

今年いちばん動いたのは上新電機(8173)です。1株優待は2025年5月9日の発表で終わりましたが、同時に9月末の100株以上が25枚から50枚、つまり10,000円分に増えました。筆者の保有は101株(100株+端株1株)なので、今回は拡充後の区分でもらえます。ただしこのカードは「2,000円ごとに200円分」という実質10%割引タイプで、フリマに出しても額面の3〜5割にしかなりません。自分でJoshinで使い切るつもりがあってこそ価値が出る優待です。発送は12月上旬、有効期限は翌年3月末までです。

極楽湯HD(2340)は今年から取れるようになりました。この銘柄は「3月末・9月末の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記録されること」で1年以上と判定されます。筆者は2024年10月から名簿に載っているので今回でちょうど連続4回目、無料入浴券4枚の区分に入ります(2年以上=連続5回で6枚)。貸借銘柄ではないのでクロスができず、こうして現物で年数を積むしかない銘柄です。

力の源HD(3561)も今回から倍増します。100株の優待は1年未満だと2,000円分ですが、連続3回以上の記録で4,000円分になります。2025年9月末・2026年3月末・2026年9月末でちょうど3回目です。ケーズHD(8282)も同じ構造で、こちらは2025年9月末に条件を満たし、今回も2枚(2,000円分)が続きます。

そしてレントラックス(6045)は権利日だけ持っていても取れません。基準日時点で100株以上を6ヶ月以上、同一株主番号で継続保有していることが条件で、2025年9月19日に「継続保有要件の追加」として発表されています。9月末に向けて新しくクロスをしても対象外なので、この銘柄は現物で持ち続けるしかありません。

マネックスグループ(8698)は1株でも対象で、1株以上で50ポイント、100株以上で100ポイントです。ただしマネックス証券の口座に株式を預けていることが条件で、他社の口座では対象になりません。SBIにも楽天にも出てこないのはそのためです。

⚠️ 取れない・満額は取れない銘柄も書いておきます

  • ソフトバンク(9434):筆者は合計400株(SBI-NISA 100株+楽天 300株)を持っています。この2口座も名寄せされて1つの株主番号になるので、「両方の口座で1回ずつ」にはなりません。優待は100株以上で1,000円分のPayPayマネーライトですが、条件が「同一株主番号で連続3回以上記載」かつ「3月末と9月末の両方では受け取れない(先に到来する基準日が起点)」。筆者は2025年3月末に受け取っているので、9月末のこの回は対象外です。株数は足りていて一見取れそうに見えるのに取れない、いちばん見落としやすいタイプです。
  • 出光興産(5019):「題名のない音楽会」の収録招待とキッザニアの入場券は500株以上が抽選の対象で、筆者の100株では応募できません。100株で確実にもらえるのは全株主対象のIdemitsu Art Award 展の招待券だけです。表に書いたのはこの分です。
  • 日本製鉄(5401):工場見学会は5,000株以上が対象です。NISAで500株持っていますが届かないので、表には入れていません。

三越伊勢丹HD(3099)は注意が必要です。2026年9月30日は優待の基準日であると同時に株式分割(1株→2株)の基準日でもあり、優待の株数区分も分割割合に合わせて変更されます(2026年8月13日発表)。必要株数と利用限度額は最新のIRで確認してください。筆者は楽天に100株、SBIに1株の端株を持っていますが、名寄せされて合計101株の1株主として扱われます


クロス取引の候補(13銘柄)

現物を持っておらず、つなぎ売り(信用売り+現物買い)で優待だけを取りにいく候補です。過去の逆日歩は9月末の権利日に実際に付いた金額(円/株、カッコ内はその年の日数)で、出典は invest-jp.net。この金額は日数分を掛けたあとの合計です——「11.00(1)」は1日分の合計11.00円、3日分の年は3で割ると1日あたりの料率になります。最高逆日歩は2026年9月9日時点の値で、カッコ内が権利付最終日に適用される上限です。ふだんの4倍が基本ですが、プレステージとカッパ・クリエイトはその8倍なので、一律に4倍で見積もると足りません。その右の最悪コストは「権利日の上限×100株」、つまり逆日歩が天井に張り付いたときに払う額です。

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銘柄 株数 優待内容 価値 継続保有条件 最悪コスト
(100株)
過去の逆日歩(2022→2025年9月)
上新電機(8173) 100株 株主ご優待カード(2026年7月
から Joshin web ショ
ップでも利用可)
10,000円 なし 3,360円 0.15(3)/0.15(3)/
0.10(1)/11.00(1) 最
高逆日歩8.4円(権利日33.6円)
オリエンタルランド(4661) 100株 上場30周年 株主用パスポート1枚
(有効期限2027年8月31日)
パスポート1枚 なし(記念分のみ。通常の9月末加算は3年以上) 2,560円
(券1枚・前提が不明)
0.00(3)/0.00(3)/
0.00(1)/1.20(1) 
念優待で需要の前提が変わるため過
去データは当てになりません
プレステージ・インターナショナル(4290) 100株 創業40周年 QUOカード 3,000円 なし 1,120円 記録なし(通常の優待権利日は3月
末のみ
。9月末の履歴が存在しませ
ん) 最高逆日歩1.4円(権利日
11.2円)
学研HD(9470) 100株 創業80周年「学び応援」商品セッ
ト(要Web申込)
5,000円相当 3月末に非保有か、3月末比で100株
以上の買い増し
880円 0.00(3)/0.00(3)/
1.35(1)/1.05(1) 最
高逆日歩2.2円(権利日8.8円)
ワタミ(7522) 100株 500円券 ×8枚 4,000円 なし 800円 0.15(3)/0.15(3)/
0.05(1)/0.05(1) 最
高逆日歩2.0円(権利日8.0円)
ヤマダHD(9831) 100株 500円券 ×2枚
(1,000株なら10枚)
1,000円
(1,000株で5,000円)
なし 640円
(1,000株で6,400円)
0.00(3)/0.15(3)/
0.05(1)/1.00(1) 最
高逆日歩1.6円(権利日6.4円)
バッファロー(6676) 100株 5,000円相当のデジタル
ギフト、または自社商品
5,000円 なし 2,480円 0.00(3)/0.00(3)/
0.00(1)/6.20(1) 最
高逆日歩6.2円(権利日24.8円)
フタバ産業(7241) 100株 QUOカード(優待新設) 1,000円 今回は不要(2027年9月末分か
ら四半期ごとに連続5回以上)
880円 0.00(3)/0.00(3)/
0.00(1)/0.00(1) 最
高逆日歩2.2円(権利日8.8円)
マツキヨココカラ(3088) 100株 自社ポイント、または同額の寄附 2,000円 なし(長期加算は1,000株以上) 2,000円 3.90(3)/0.00(3)/
1.25(1)/1.00(1) 最
高逆日歩5.0円(権利日20.0円)
日本管財HD(9347) 100株 ギフトカタログ 2,000円 3年以上=連続7回以上の記載で3,000円相当 2,400円 —/4.20(3)/3.90(1)/
4.25(1) 最高逆日歩6.0円
(権利日24.0円)
カッパ・クリエイト(7421) 100株 優待ポイント(コロワイド・アトムでも利用可) 3,000円 なし 2,720円 1.65(3)/1.65(3)/
3.00(1)/0.85(1) 2026年
3月末は27.20円で最高料率に
張り付き
トランヴィア(545A) 100株 QUOカード(うち1,000円分が記念優待) 3,000円 なし
(制度信用で売建不可)
記録なし(貸借銘柄ではないため制
度信用では売建できません
。2026年
4月上場)
エー・ピーHD(3175) 100株 電子チケット、または自社ギフト商品 3,000円 なし
(制度信用で売建不可)
記録なし(貸借銘柄ではなく、一般
信用の在庫もありません

2026年9月末の逆日歩は1日分です。9月28日約定の受渡日は9月30日(水)、9月29日約定の受渡日は10月1日(木)で1日しか離れていません。3日分になる年と比べると、同じ料率でもコストはおよそ3分の1で済みます。

※ 逆日歩は制度信用でのみ発生し、金額は事前に分からず上限もありません。最高料率は株価に応じて変わるため、表の値はその時点で適用されているものです。一般信用は固定の貸株料のみ(約定代金×証券会社の年率×借入日数÷365)。


おすすめ銘柄

先に結論から言うと、筆者が現物で持ち続けている6銘柄は、それ自体がおすすめの一覧です。自分のお金を置いているというのが、いちばん率直な意思表示だと思っています。そのあとに、今回クロスで取りにいく価値のある5銘柄を挙げます。各銘柄には逆日歩リスクとして、9月末の権利日に実際に付いた金額(円/株、カッコ内は日数)、現在の最高逆日歩、そして権利日の上限から計算した最悪コスト(100株分)を書きました。最悪コストが優待の額面に近づくほど危ない、という見方をしてください。

🔴 そのとき優待の価値は、額面ではなく「換金したあとの手取り」で見てください。これは筆者が授業料を払って分かったことです。ワタミは最悪コストが800円で全銘柄中いちばん軽いのですが、券が自社店舗でしか使えないため、2023年と2024年に手放したときの手取りは額面4,000円に対して690円と1,000円でした。手取りで並べると、最悪コストとほとんど変わりません。上新電機も同じで、額面は10,000円でも換金率が3〜5割なので手取りは4,000円前後まで落ちます。額面をそのまま計算に使えるのは、QUOカードやデジタルギフトのように9割以上で換金できるものだけです。

現物で持ち続けている9銘柄(筆者の実際の持ち株)

  • 上新電機(8173)SBI 101株9月末は100株以上で10,000円分と、この9銘柄でいちばん額面が大きい優待です。ただしカードは「2,000円ごとに200円分」の実質10%割引タイプで換金率は3〜5割。自分でJoshinで使い切るつもりがあってこその銘柄です
  • 早稲田アカデミー(4718)楽天 100株:9月末は5,000円分で換金率は約81%。3月末にも電子マネー1,000円分があり年2回もらえます。連続7回で10,000円分に上がりますが、筆者はまだ5回目です
  • レントラックス(6045)楽天 100株:5,000円分のデジタルギフト。Amazonギフトカード・QUOカードPay・PayPayなどに交換でき、額面がそのまま残ります。ただし6ヶ月以上の継続保有が条件で、現物でしか取れません
  • 力の源HD(3561)SBI 100株:一風堂グループの食事券。今回で連続3回目になり、2,000円分から4,000円分に倍増します。ECクーポンや寄付にも変更できます
  • ケーズHD(8282)楽天 100株:1,000円券×2枚(長期加算込み)。家電量販の券で換金率は70〜76%、3月末にも権利があります。端株から始めて連続3回を満たしてからはずっと2枚です
  • 極楽湯HD(2340)SBI 101株今年から取れるようになった銘柄です。連続4回目で「1年以上」を満たし、無料入浴券4枚(2年以上=連続5回で6枚)。貸借銘柄ではないためクロスができず、現物で積むしかありません
  • 三越伊勢丹HD(3099)楽天 100株:10%割引カードで、百貨店でもオンラインストアでも使えます。9月30日は株式分割の基準日でもあり株数区分が動くので、限度額は最新のIRを確認してください
  • 出光興産(5019)楽天 100株:100株で確実にもらえるのは全株主対象のIdemitsu Art Award 展の招待券です。音楽会の収録招待とキッザニアは500株以上なので届きません
  • マネックスG(8698)マネックス証券 1株:1株で50ポイント、元手はほぼゼロです。マネックス証券の口座に預けていることが条件で他社では対象外。金額は小さいものの、端株で優待が成立する数少ない例です

今回クロスで取りにいく銘柄

上新電機(8173)|1株優待は終わり、100株はむしろ倍増して10,000円分

  • 優待内容:9月末は100株以上で10,000円分の株主ご優待カード。3月末は100株で2,200円分と差が大きく、9月末のほうが本命です
  • 変わった点:2025年5月9日の発表で100株未満への贈呈が終了し、かわりに9月末の100株以上が25枚から50枚に倍増しました。長らく「1株で5,000円分」として知られていた優待で、筆者も2023年・2024年は端株1株で受け取っています。1株の道が閉じたあと、筆者は101株まで買い増したので、今回は拡充後の10,000円分でもらえます。2026年5月26日には優待券の電子化も発表されています
  • 逆日歩リスク(中):0.15(3)/0.15(3)/0.10(1)/11.00(1)。2025年9月に跳ね上がりました。最高逆日歩8.4円・権利日の上限33.6円で、100株の最悪コストは3,360円。優待の額面は10,000円分ですが、換金率が3〜5割なので手取りは4,000円前後。最悪コスト3,360円と並べるとほとんど残りません。つまりこの銘柄は自分でJoshinで使い切るつもりがあって初めて割に合うもので、換金目当てのクロスには向きません
  • 注意2,000円(税込)以上の買物につき2,000円ごとに200円分という実質10%割引タイプです。額面10,000円をそのまま金額として数えると見誤ります。筆者が過去にフリマアプリへ出したときの手取りは額面の3割から5割でした
  • 期限:発送は毎年12月上旬、有効期限は翌年3月末までです。使い切れる量かどうかを先に考えておきます
  • 読者の方へ:筆者はすでに現物101株なのでクロスは不要ですが、まだ持っていない方には9月末でいちばん額面の大きい1銘柄です

ワタミ(7522)|逆日歩がいちばん静か。しかも焼肉食べ放題に使えます

  • 優待内容:100株で500円券8枚=4,000円分。和民・焼肉の和民・鳥メロ・ミライザカで使えるほか、「幸せの焼肉食べ放題 かみむら牧場」も対象です。株主優待券が使える焼肉食べ放題はそう多くないので、筆者はこの使い方をいちばん勧めます。店頭の募金箱に入れると1枚150円分として寄付にもなります
  • 逆日歩リスク(低):0.15(3)/0.15(3)/0.05(1)/0.05(1)。過去4年でいちばん高い年でも0.15円、100株で15円です。最高逆日歩2.0円・権利日の上限8.0円で、最悪でも800円。最悪コストの軽さはこの中で最高です
  • 使い方の制限を先に:かみむら牧場は1人1日1回1枚まで、ランチタイムは利用不可で、お釣りも出ません。8枚を使い切るには8回に分ける必要があり、一度の食事でまとめて使うことはできません
  • 弱点は換金率:自社店舗でしか使えないため、筆者は2023年にメルカリで690円(17%)、2024年はお茶と交換して1,000円(25%)でした。2割で見ると実質800円=最悪コストと同額になります
  • 結論焼肉食べ放題に行く人にとっては、この中でいちばん効率のいい1銘柄です。換金目的なら、逆日歩がいくら安くても意味がありません

オリエンタルランド(4661)|上場30周年、100株でパスポート1枚

  • 優待内容:2026年9月30日時点で100株以上を持つ株主に、有効期限2027年8月31日までの株主用パスポート1枚。保有期間は問われません
  • ふだんとの違い:通常の9月末は2,000株以上か、100株以上を3年以上(連続7回以上の記載)継続保有した株主が対象です。100株を1回買うだけで1枚もらえるのは、この記念優待だけです
  • 逆日歩リスク:9月末は 0.00(3)/0.00(3)/0.00(1)/1.20(1) と静かでしたが、これは「100株ではそもそも9月末に優待がなかった」ための0です。100株で取れる年は前提が変わるので、過去の数字は当てになりません。最高逆日歩6.4円・権利日の上限25.6円で、100株の最悪コストは2,560円。パスポートの価値は時期で動くので金券のように金額で割り切れません。慎重にみるべき理由がここにあります
  • 勧める理由:100株30万円ほどで1デーパスポート相当が1枚。株価に対する負担が軽く、上限コストもパスポートの価値を下回ります

プレステージ・インターナショナル(4290)|9月末の優待リストに出てこない記念優待

  • 優待内容:創業40周年記念として、100株以上でQUOカード3,000円分。2026年7月28日に発表されました
  • 見落としやすい理由この会社の通常の優待権利日は3月末のみで、しかもその初回基準日は2027年3月31日です(2026年5月13日に優待制度を再導入)。つまり通常の優待はまだ一度も実施されていません。優待サイトの「9月末の優待銘柄一覧」は権利確定月で絞り込むため、記念優待だけ9月末に設定されたこの銘柄は一覧に出てきません。筆者が確認した2つの一覧サイトでも、どちらにも載っていませんでした
  • 逆日歩リスク(中):9月末の履歴自体がありません。最高逆日歩1.4円、権利日の上限はふだんの8倍で11.2円(4倍で計算すると足りない銘柄です)。100株の最悪コストは1,120円。優待はQUOカード3,000円分で換金率も9割あるので、張り付いても2,000円近くは残る計算です
  • 勧める理由:100株7万円弱で3,000円分のQUOカード。QUOカードは使い道を選ばず、金券ショップの換金率も高い部類です。ただし信用規制の注意銘柄になっているので、売建の可否は証券会社で確認してください

学研HD(9470)|80周年記念は「3月末に持っていなかった人」向け

  • 優待内容:創業80周年記念「学び応援」として、100株以上で5,000円相当の自社グループ商品セットから1つを選択
  • 対象条件:①2026年3月31日の株主名簿に記載がなく、9月30日に新たに記載され100株以上を保有する新規株主、または②3月31日と比べて保有株式数が100株以上増えた株主。つまり3月末から持ち続けている株主は、買い増さないかぎり対象外という珍しい建て付けです
  • 注意:Web申込(2026年11月下旬受付開始予定)をしないともらえません。発送は2026年12月以降です。なお通常の優待ポイントのほうは「連続3回以上の記載」が必要なので、今回のクロスでは付きません
  • 逆日歩リスク(低):0.00(3)/0.00(3)/1.35(1)/1.05(1)。最高逆日歩2.2円・権利日の上限8.8円で、100株の最悪コストは880円。優待は5,000円相当なので、この中ではいちばん余裕があります

バッファロー(6676)|デジタルギフト5,000円分、換金率はほぼ100%

  • 優待内容:100株で5,000円相当のデジタルギフト。PayPayマネーライト・dポイント・au PAY・楽天ポイントギフト・EdyギフトID・Apple Gift Card・Google Playギフトコードから選べ、自社商品セレクション(台数限定・先着)に替えることもできます。3月末・9月末の年2回
  • 注目する理由換金率がほぼ100%なので、額面の5,000円がそのまま手取りになります。この点で上新電機やワタミよりも素直な銘柄です
  • 逆日歩リスク(中):0.00(3)/0.00(3)/0.00(1)/6.20(1)。最高逆日歩6.2円・権利日の上限24.8円で、100株の最悪コストは2,480円です
  • 注意:優待は2025年8月に新設されたばかりで、その後2025年11月に拡充、2026年2月に株式分割と合わせて実質拡充、2026年3月に品目追加と続いています。制度が動いていて需要が落ち着いていません。2026年3月末の逆日歩はすでに9.25円まで上がりました。一般信用の売残は4万株以上あるので、一般信用のほうが安全です

ヤマダHD(9831)|逆日歩は軽い。ただし1,000株の区分は計算してから

  • 優待内容:9月末は100株で2枚(1,000円分)、500株で6枚(3,000円分)、1,000株で10枚(5,000円分)。券は500円で、税込1,000円ごとに1枚使える実質5割引です
  • 換金率が高い:筆者は2025年にラクマで4,097円(額面の82%)、2024年はヤフオクで手取り3,960円(79%)でした。家電量販の券ではいちばん換金率が良い部類です
  • 逆日歩リスク(低):0.00(3)/0.15(3)/0.05(1)/1.00(1)。最高逆日歩1.6円・権利日の上限6.4円で、100株なら最悪640円。一般信用の売残も94万株以上あります
  • ただし1,000株は計算が要ります1,000株の最悪コストは6,400円で、優待は5,000円分——張り付いたら赤字です。過去でいちばん高かった2025年でも1.00円(1,000株で1,000円)なので普段は問題になりませんが、100株と1,000株で券は5倍、コストは10倍になります。500株の区分(3,000円分・最悪3,200円)がいちばん割に合いません。どの区分でやるかを先に決めてください

フタバ産業(7241)|条件なしで取れるのは今回だけ。ただしリスクは高い

  • 優待内容:100株以上でQUOカード1,000円分。2026年7月30日に優待の新設が発表されました
  • 注意2027年9月末分からは継続保有1年以上が必要になります。しかも判定が四半期ごとで、12月末・3月末・6月末・9月末の名簿に同一株主番号で連続5回以上、かつ100株以上の記載が条件です。100株未満になった期間があると対象から外れます
  • 逆日歩リスク(高):表の上では9月末は過去4年とも逆日歩なしですが、それは当時この銘柄に優待が無かったための0です(新設は2026年7月30日)。オリエンタルランドと同じで、過去の0はそのまま当てになりません。最高逆日歩2.2円・権利日の上限8.8円で、100株の最悪コストは880円。ところが優待は1,000円分しかありません——最悪コストのほうがほぼ同額なので、逆日歩が上に張り付いた時点で手元には何も残りません。QUOカードで換金率は9割ありますが、額面の小ささはそれでは取り返せません
  • おすすめ:条件の上では今年は単発のクロスで取れます。ただし失敗すると丸ごと消えるタイプなので、やるなら制度信用ではなく一般信用(固定の貸株料で逆日歩が付かない)を使ってください。来年以降も続けるつもりなら、今回100株を現物で買って持ち続けるほうが条件を満たしやすい建て付けです

⚠️ 9月末のクロスで先に確認しておきたいこと

  • 逆日歩は制度信用でのみ発生し、金額は事前に分からず上限もありません。一般信用は固定の貸株料だけです。
  • 最悪のコスト=権利日の最高逆日歩 × 日数 × 株数。今年は1日分です。権利日の上限はふだんの4倍とは限りません(プレステージとカッパは8倍)ので、証券会社か日証金が出すその日の上限を直接見てください。これが優待の換金額を超えると、優待を取れてもマイナスになります。
  • 権利日だけ持っても取れない銘柄があります。レントラックス(6045)は6ヶ月以上、ニチバン(4218)は同年3月末との連続記載、極楽湯HD(2340)と新東工業(6339)は連続記載の回数が条件です。条件を見落としたままクロスすると、コストだけ払って何ももらえません
  • 🔴 逆日歩が安くても安全とは限りません。先に換金率を見てください:ワタミ(7522)は最悪コスト800円で全銘柄中いちばん軽いのに券の手取りは額面の2割、上新電機(8173)は額面10,000円でも換金率3〜5割です。どちらも手取りと最悪コストがほとんど並びます額面がそのまま通用するのは、QUOカードやデジタルギフトのように9割以上で換金できるものだけです。
  • 🔴 「過去の逆日歩が低い」も当てになりません:フォーバル(8275)は今の上限が880円で優待2,000円分なので悪くないように見えますが、2023年9月は31.20円(3日分の合計)、2024年9月は24.00円まで張り付いています。どちらも優待の2,000円を超えました。最高料率は株価で動くので、見るべきは今の上限の数字ではなく「上限に張り付いた実績があるか」です。
  • 🔴 一般信用に在庫がない銘柄は、制度信用で賭けるしかなくなります:イルグルム(3690)は過去3回のうち3回が上限張り付き、アイナボHD(7539)も2024年9月に10.40円が付いていますが、この2銘柄は一般信用の売残がゼロです。優待はどちらも1,000円分で、最悪コスト960円・720円とほとんど差がありません。
  • 🔴 最悪コストが優待を食う4銘柄は、制度信用で触らない:日本管財HD(9347)は最悪コスト2,400円に対して優待2,000円分=張り付いたら必ずマイナス。マツキヨココカラ(3088)は2,000円に対して2,000円分でちょうど同額。カッパ・クリエイト(7421)は2,720円に対して3,000円分で、しかも2026年3月末に実際に上限の27.20円が付いています。フタバ産業(7241)は880円に対して1,000円分。この4銘柄をやるなら一般信用(固定の貸株料)で、制度信用で賭けにいかないことです。
  • 実際、レントラックス(6045)は継続保有要件が入ったあとの2025年9月末に28.80円で最高料率に張り付き、2026年3月末も27.20円でした。100株で2,880円です。理由が優待需要なのか別の売りなのかは分かりませんが、料率が上限に届く銘柄であることは事実として頭に入れておくべきです。
  • トランヴィア(545A)とエー・ピーHD(3175)は貸借銘柄ではなく、制度信用に売建の選択肢がありません。一般信用の在庫がある証券会社を使うことになりますが、エー・ピーHDは一般信用の売残もゼロです。

端株で保有中(9月権利 11銘柄)

9月末に優待がある銘柄は449〜459社ありますが、以下は筆者が端株(単元未満)だけで持っている11銘柄です。端株の目的は株主番号を名簿に載せ続けて保有年数を積むことで、条件を満たしたら権利日に必要な株数まで買い増して上位ランクの優待を狙います。すべてSBI証券です。

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銘柄 コード 端株数 取得時期 今回9月末の扱い
新東工業 6339 1株 2024年10月 9月末の名簿では今回が連続2回目。会社は
「9月末時点の連続記載回数をもとに算出」と
しているので1年以上の区分に入るはず
(100株でQUOカード1,000円分、3年以上で
2,000円分)。ただし何回で1年かは条文に
明記がないので、買い増す前に確認を
ニチバン 4218 1株 2024年10月 条件は「9月末と同年3月末の両方に連続記載」。
端株で3月末を通過済みなので、100株まで
買い増せば3,500円相当
まんだらけ 2652 5株 2023年5月 連続3回以上は達成済み。100株で買物優待券
1,000円分(1年未満は500円分)
日本管財HD 9347 1株 2024年10月 積み上げ中(3年以上=連続7回)。今年は
100株で2,000円相当のカタログのまま
TOKAI HD 3167 1株 2023年5月 長期条件なし。100株でQUOカード500円分・
レストラン券1,000円分・TLCポイント1,000pt
など5コースから1つ
共立メンテナンス 9616 1株 2024年10月 100株で割引券2,000円分+ホテル優待券1枚。
長期加算は3月末のみで、9月末には効きません
カナミックネットワーク 3939 1株 2024年10月 100株でジム優待券1枚(5,940円相当)と
ギフトカードの抽選。1年以上で抽選枠が追加
NEW ART HOLDINGS 7638 1株 2022年11月 長期条件も株数区分もなし。100株で割引カード
4種(ジュエリー・エステ・ゴルフ・美術館)
タカラトミー 7867 1株 2024年10月 9月末はタカラトミーモールの割引のみ
(現物商品は3月末)。100株・1年未満10%、
1年以上30%、3年以上40%
オールアバウト 2454 1株 2024年10月 優待は300株以上から。100株でも
届きません(300株・1年未満で1,000ポイント)
日本航空 9201 1株 2023年7月 9月末の割引券は200株以上から
100株では旅行商品割引券のみです

※ 端株だけでは優待の取得条件(多くは100株以上)を満たしません。端株が効くかどうかは、長期条件がどの基準日に紐づいているか、条文に「○○株以上」とあるか、加算なのか必須条件なのか——この3点で判断できます。この11銘柄では、新東工業とニチバンが株数の指定がない連続記載なので端株が効き、オールアバウトと日本航空は必要株数そのものが100株を超えるため端株の出番がありません。

※ 貸株サービスの利用や、全株を売却してから買い戻すと株主番号の連続性が切れ、積んだ年数はリセットされます。

極楽湯HD(2340)・三越伊勢丹HD(3099)・上新電機(8173)も端株から年数を積んでいた銘柄ですが、いずれも100株以上まで買い増したので上の「現物保有」に移しました。(三越伊勢丹は楽天100株+SBI 1株で、名寄せ後は101株です。)ケーズHD(8282)とマネックスG(8698)も同じです。端株はもともと「積み上がったら買い増す」ための道具なので、この5銘柄はその流れを一周したことになります。


過去9月末の優待取得実績

筆者が過去3年の9月末に取得した優待の一覧です。現物・クロスの両方を含みます。

※ 換金額は金券ショップやフリマアプリでの手取り額で、カッコ内は額面に対する割合です。現物はクロスコストが発生しないため実現損益は「—」とし、純利益は換金額そのものとしています(株価変動は含みません)。

2025年9月

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銘柄 方法 株数 実現損益 優待内容 換金額(換金率) 純利益 コメント
レントラックス(6045) 現物 100株 5,000円分 デジタルギフト 自分用 5,000円 +5,000円 Amazonギフトカードを選択。
額面がそのまま残る優待です
ヤマダHD(9831) 現物 1,000株 5,000円券→ラクマ 4,097円(約82% +4,097円 1,000円ごとに500円券が1枚
使えるタイプで、換金率も高めです
早稲田アカデミー(4718) 現物 100株 5,000円券→ラクマ 4,050円(約81% +4,050円 3月末は電子マネー1,000円分
で、9月末のほうが厚い銘柄です
力の源HD(3561) 現物 100株 2,000円分 食事券 自分用 2,000円 +2,000円 この年が連続1回目。今回3回目で
4,000円分に倍増する見込みで
ケーズHD(8282) 現物 100株 2,000円券→ラクマ 1,512円(約76% +1,512円 連続3回を達成し、前年の1,000円分から倍に
マネックスG(8698) 現物 1株 マネックスポイント 50pt 自分用 50円 +50円 1株で成立する数少ない優待
BBDイニシアティブ(5259) 現物 500株 20,000円分 QUOカード 2026年1月26日に優待の廃止
が発表され、2025年9月末が最
後になりました
。ヘッドウォーター
ス(4011)との合併が理由です

2024年9月

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銘柄 方法 株数 実現損益 優待内容 換金額(換金率) 純利益 コメント
早稲田アカデミー(4718) 現物 100株 5,000円券→メルカリ 3,960円(約79% +3,960円
ヤマダHD(9831) クロス 1,000株 -777円 5,000円券→ヤフオク 3,960円(約79% +3,183円 1,000株の区分は500円券10枚。
株数を増やしても券が増えない区
分に当たると効率が落ちるので、区
分の境目は事前に確認しておきます
上新電機(8173) 現物 1株 5,000円分 優待カード→ヤフオク 1,696円(約34% +1,696円 1株でもらえた最後の年。2,000円
ごとに200円分という実質10%割
引タイプで、換金率は3割台にとど
まります
H2Oリテイリング(8242) クロス 100株 -46円 お米2kg 自分用 1,400円 +1,354円 優待券・割引・お米から選べる銘柄。
券の換金率が低いのでお米を選び
ました
ワタミ(7522) 現物 100株 4,000円分 優待券→お茶と交換 1,000円(約25% +1,000円 自社店舗でしか使えない券は換金し
づらい
。使う予定がないなら、そも
そも取らない判断もあります
ケーズHD(8282) 現物 100株 1,000円券→ヤフオク 698円(約70% +698円 額面の小さい券は大きい券より換金率が落ちます

2023年9月

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銘柄 方法 株数 実現損益 優待内容 換金額(換金率) 純利益 コメント
ANAホールディングス(9202) クロス 700株 -4,686円 50%割引券6枚→金券ショップ 9,600円(1枚1,600円) +4,914円 枚数が出る株数だと1枚あたりのコストが下がります
上新電機(8173) 現物 1株 5,000円分 優待カード→メルカリ 2,400円(約48% +2,400円 1株の元手で2,400円。当時い
ちばん効率のよい端株優待でした
ワタミ(7522) 現物 100株 4,000円分 優待券→メルカリ 690円(約17% +690円 翌年も同じ結果で、2年続けて換金
率の低さを確認しました
日本航空(9201) クロス 100株 -136円 50%割引券1枚 0円 -136円 ❌ 失敗:使わないまま有効期限を
過ぎた
。売るか使うかを決めてから
取るべきでした

※ 家電量販系の買物優待券でも、換金率は使い方の条件で大きく変わります。ヤマダ(1,000円ごとに500円券1枚)は8割前後で売れる一方、上新電機(2,000円ごとに200円分)は3割から5割です。額面ではなく「実質の割引率」で見ると、換金率はおおむね説明がつきます

※ 自社店舗でしか使えない食事券(ワタミなど)は、使う予定があるかどうかで価値が変わります。筆者の2年分の記録では換金率が2割前後でした。


よくある質問

Q. 2026年9月末優待の権利付最終日はいつ?逆日歩は何日分?
権利確定日は2026年9月30日(水)、権利付最終日は9月28日(月)、9月29日(火)が権利落ち日です。逆日歩の日数は受渡日で決まります。9月28日約定の受渡日は9月30日、9月29日約定の受渡日は10月1日で1日しか離れていないため、今年は1日分です。同じ料率でも3日分だった年に比べてコストはおよそ3分の1に収まります。
Q. 上新電機(8173)の1株優待はどうなった?
2025年5月9日の発表で制度が変わり、100株未満の株主への贈呈は終了しました。かわりに9月末の100株以上が優待券25枚から50枚、つまり5,000円分から10,000円分に倍増しています。優待カードは2,000円(税込)以上の買物につき2,000円ごとに200円分が使える実質10%割引タイプで、筆者が過去にフリマアプリで換金したときの手取りは額面の3割から5割にとどまりました。額面の大きさだけで判断しないほうがよい銘柄です。筆者は1株の道が閉じたあと101株まで買い増したので、今回は拡充後の10,000円分でもらえます。
Q. 2026年9月末だけの記念優待にはどんなものがある?
確認できたのは3社です。オリエンタルランド(4661)は上場30周年として、2026年9月30日時点で100株以上の株主に有効期限2027年8月31日までの株主用パスポート1枚を配布します。学研ホールディングス(9470)は創業80周年の「学び応援」として5,000円相当の商品セットを贈りますが、対象は2026年3月末に株主でなかった新規株主か、3月末より100株以上買い増した株主に限られ、Web申込も必要です。プレステージ・インターナショナル(4290)は創業40周年としてQUOカード3,000円分を配ります。この会社の通常の優待権利日は3月末のみのため、9月末の優待銘柄リストには載りません。
Q. 権利日だけ株を持っていても取れない銘柄は?
今回調べた範囲では、レントラックス(6045)が100株以上を6ヶ月以上の継続保有、ニチバン(4218)が同年3月末と9月末の連続記載、極楽湯ホールディングス(2340)が連続3回以上の記録、新東工業(6339)が9月末の連続2回以上の記載、学研ホールディングス(9470)の通常優待が連続3回以上の登録を条件にしています。いずれも権利付最終日にクロスをしただけでは条件を満たしません。条件を見落としたままクロスすると、コストだけ払って何ももらえない結果になります。
Q. 端株(単元未満株)は9月末の優待に効く?
端株そのものに優待は付かず、役割は株主番号を名簿に載せ続けて保有年数を積むことです。効くかどうかは、長期条件がどの基準日に紐づいているか、条文に「○○株以上」とあるか、加算なのか必須条件なのかの3点で判断できます。筆者の端株11銘柄では、新東工業(6339)とニチバン(4218)が株数の指定がない連続記載のため端株が効き、オールアバウト(2454)は300株以上、日本航空(9201)は200株以上が必要なので端株の出番がありません。なお例外として、マネックスグループ(8698)は1株以上で50ポイントの優待対象になります。年数が積み上がったら100株まで買い増すのが本来の使い方で、極楽湯ホールディングス(2340)・三越伊勢丹ホールディングス(3099)・上新電機(8173)はその段階を終えて現物に移りました。

クロス取引には一般信用売りができる証券口座が必要です。同じ「証券口座を使って低リスクで取りにいく」やり方としてはIPO立会外分売もあり、優待クロスとは時期がぶつからないので並行して進められます。口座を作ったついでに投信クレカ積立→即売りもやっておくと毎月数千円分は積み上がりますし、証券口座の新規開設そのものがポイントサイトの高額案件になっていることが多いので、開く前に一度見ておく価値があります。

優待で浮いた食事代や宿泊費を旅行に回すなら、Marriott Bonvoy アメックス・プレミアムの紹介入会特典が111,000ポイント(2026年10月5日まで)で、いまいちばん大きい枠です。共立メンテナンスのホテル優待券と同じ方向の話として、あわせて見ておくと使い道がつながります。

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