AIタロット占い「Castarot」を使ってみた|78枚・読み手を選べる・登録なしで無料

この記事のポイント:Castarotはウェイト版78枚を使うAIタロット占いのサイトで、最初の一回は登録なしで無料で引けます。読み手は何人かの中から選べて、同じ読み手なら前に引いた札を覚えたまま次の読みへ話がつながります。1枚から10枚までの並びが用意されていて、78枚それぞれに日本語の解説ページもあります。

タロットを引けるサイトはいくらでもあります。ただ、引いたあとに返ってくる文章で「ちゃんと読まれたな」と思えるものは、そう多くありません。カード名と一般的な意味が並んで終わり、ということがほとんどです。

今回紹介する Castarot(キャスタロット) は、そこだけを作り込んだサイトでした。登録なしで一回引けて、いまのところ料金もかかりません。実際に引いて、返ってきた文章をそのまま載せます。

CASTAROT · AIタロット占い

読んでいる途中でも、先に引いてしまっていい

登録は要りません。問いをひとつ書いて、読み手を選んで、押している間だけ札を混ぜる。それだけです。

  • ウェイト版 78枚
  • 読み手を選べる
  • 並びを選べる
  • 登録なし・無料

最初の一回は登録なし。合わなければ閉じるだけです。

Castarot のトップページ。問いを書く欄と、読み手・並び・札の背を選ぶ三つのボタンが並んでいる
トップページ。問いを書いて、読み手と並びを選んで、引くだけ

Castarot はどういうサイトか

ひと目で

使う札
ウェイト版78枚。正位置・逆位置あり(78枚の一覧)
読み手
何人かの中から選ぶ。引き続けていくと、出てくる読み手が増える(最新は 読み手たち)
並び
一枚だけのものから十枚のものまで、用途ごとに(最新は スプレッド一覧)
料金
無料。最初の一回は登録もいりません
言語
日本語・英語・中国語ほか多言語

「AIタロット」と名乗るサービスはもう珍しくありませんが、Castarot が他と違うのは同じ読み手が前に引いた札を覚えていて、次に引いたときにそこから話を続けるところです。ここは後で詳しく書きます。

実際に引いてみた

「今の仕事を続けるか、変えるか迷っています」という問いで、三枚引きを試しました。以下、全部そのときの画面です。

1. 問いを書く

選択肢から選ぶ形式ではなく、自由に書く欄がひとつあるだけです。「恋愛」「仕事」のようなジャンル分けもありません。書いた文章がそのまま読み手に渡ります。

何を書けばいいか分からないときは、画面の下に出てくる例文をそのまま使えます。「お金は本当に足りないのか、使うのが怖いだけか。」のような、やや踏み込んだ問いが並びます。

2. 読み手を選ぶ

Castarot の読み手一覧。セレネ、オリン、ヴェラ、ニコ、ミラなどが立ち絵つきで並んでいる
読み手は一人ずつ読み方が違う。同じ札でも返ってくる文章が変わる

ここが一番おもしろいところでした。名前と口調が違うだけの「キャラ違い」ではなく、最初にどこを見るかが本当に違います。

  • 静かな読み手セレネまず札に何が描かれているかを見る。意味より先に絵
  • 語り手オリン札を並べ替えて、話の転が出てくるまで待つ
  • 現実派ヴェラ事実と、代償と、まだ選べる部分を分ける
  • 軽い相棒ニコ小さいことに、短く答える
  • 寄り添う人ミラ何も見えない夜に、まだ灯っている方を探す
  • 秩序と代償セイン選択の形を読む。軌道と、際と、値段を
  • 並びを読むイリスどの位置に落ちたかで、その札のしていることが変わる

ここに挙げたのが、最初から選べる読み手です。読み手は増えることがあるので、いま誰がいるかは 読み手のページ で見てください。

それとは別に、引き続けていくと出てくる読み手もいます。レアやアッシュのように、出てくる条件は「同じ札が何度も戻ってくる」「大アルカナが揃う」といった、引いた履歴のほうに紐づいています。

今回はセレネを選びました。

3. 押している間、札が混ざる

Castarot の3D洗牌画面。78枚の札が光の軌跡を引きながら宇宙空間で渦を巻いている
押している間だけ混ざる。離した位置で決まる

ボタンを押している間だけ78枚が混ざり、離すと落ち着きます。「シャッフル中…」のローディングを見せられるのではなく、どれだけ混ぜるかを自分で決める形です。数秒で離してもいいし、しばらく押していてもいい。

押している間、選んだ読み手のひとことが少しずつはっきりしてきます。セレネは「止まるのを待っています。急がなくていい。」でした。待ち時間が演出になっているのは、素直にうまいと思いました。

4. 三枚めくる

引いた三枚。棒のペイジ(正位置)、聖杯の7(逆位置)、剣の5(逆位置)が、手放しつつある・拮抗している・向かう先の位置に並んでいる
位置には名前がついていて、同じ札でもどこに落ちたかで読まれ方が変わる

出たのはこの三枚でした。

  • 手放しつつある:棒のペイジ(正位置)
  • 拮抗している:聖杯の7(逆位置)
  • 向かう先:剣の5(逆位置)

三枚とも、カード名を押すとその札の解説ページに飛べます。引いた流れのまま札そのものを調べられるので、意味を別のサイトで検索しに行く必要がありません。

5. 返ってきた文章

セレネの読み。三枚それぞれについての段落と、三枚を通して見えることをまとめた段落が並んでいる
一般論ではなく、引いた三枚の絵に即した文章が返ってくる

実際に返ってきた文章から、最初の段落を引用します。

セレネの読み(実際の出力)

棒のペイジの人物は、棒をまだ握っている。地面に置いたわけではない。手放しつつある、というのは、握力が抜けかけているということで、火そのものは消えていない。この札が示しているのは、辞める決断よりも、辞め方の途中の姿勢だ。棒をどう置くかで、後の火の扱いが変わる。

「棒のペイジ=情熱・新しい挑戦」のような辞書的な説明が一行も出てきません。札に実際に描かれているもの(棒を握っている手)から入って、それを「手放しつつある」という位置と突き合わせている。これはセレネという読み手の読み方そのままです。

最後は三枚をまとめた段落で終わります。ここも引用します。

三枚を通して(実際の出力)

三枚を通して見えるのは、移動そのものより、移動の作法だ。棒のペイジの火を、聖杯の7の霧の中でどう運ぶか。剣の5の地面を、誰の勝ち負けにもしないで片づけられるか。それが済むまで、次の棒は拾わなくていい。今日できるのは、いま握っている棒に、まだ火がついているかどうかを確かめることだ。

「転職すべき」「今は動かないほうがいい」とは言いません。決めるのはこちら側だという前提が最後まで崩れないので、読んでいて押し付けられる感じがありませんでした。

6. そのまま訊き返せる

読みの下に出てくる追加の問い。読み手の側から質問が返ってきている
読みっぱなしにならず、読み手の側から問いが返ってくる

読みの下に、読み手からの問いが出ます。今回は「『手放しつつある』棒のペイジの火を、あなたは消してから置くのか、燃えたまま置くのか?」でした。

ここから追加で訊けます。引き直しにはならず、同じ問い・同じ三枚のまま話が続くのがポイントです。チャットAIに投げ直すと文脈がリセットされがちですが、ここは札が卓に出たままになっています。

他のAIタロットと違うところ

前に引いた札を覚えている

これが一番の違いです。同じ読み手を選び続けると、前回どの札が出たかを覚えていて、次の読みでそこに触れてきます。「この札、また来ましたね」という形で、一回ごとに切れずに続きになる。

引いた記録は あなたの記録 に溜まっていきます。同じ札が何度も戻ってくると、それ自体が新しい読み手の解放条件になったりもします。

78枚ぜんぶに日本語のページがある

愚者のカード解説ページ。描かれているもの、正位置、逆位置、札に何があってどう読まれるかが並んでいる
「愚者」のページ。正位置・逆位置だけでなく、絵の中の要素ごとに読み方が書いてある

占いを引かなくても、札の解説だけ読みに行けます。たとえば 愚者 のページには、正位置・逆位置の意味に加えて「地面が切れている崖のふち」「足元の白い犬」のように、絵の中の要素ごとにどう読まれるかが並んでいます。1909年版の絵に実際に描かれているものだけ、という断り書きも入っていました。

よく引かれる札だと、このあたりが読みごたえがあります。

Castarot の78枚一覧ページ。大アルカナと小アルカナがカード画像つきで並んでいる
78枚の一覧。ここから各札のページに入れる

並び(スプレッド)を選ぶ

枚数だけでなく、「どういうときに使うか」が一つずつ書いてあります。記事を書いた時点で選べたのは以下ですが、ここも増えることがあります。

  • 1枚心の鏡一枚だけ。逃げ込む構造がない
  • 2枚天秤両側に一枚ずつ
  • 3枚時の流れ向きのある三枚。今回使ったのはこれ
  • 4枚足場前ではなく、足元を見る
  • 5枚岐路両側に代償のある選択のため
  • 7枚蹄鉄弧を描く七枚。開いた側がこちらを向く
  • 10枚十字いちばん長い

迷ったら スプレッド一覧 を見て選べます。初めてなら1枚か3枚で十分だと思います。毎日1枚だけ引く 今日の一枚 という入口も別にあります。

料金・登録・言語

  • 料金:無料。有料プランは今のところありません
  • 登録:最初の一回は登録なしで引けます
  • 言語:日本語・英語・中国語ほか多言語。画面右上で切り替え
  • 札:ウェイト版(1909年)の絵。パブリックドメインのものが使われています

サイトの考え方は このサイトについて、タロットそのものの手引きは 手引き にまとまっています。

向いている人・向いていない人

向いていると思ったのは、答えを決めてほしいのではなく、いま抱えているものを一度言葉にして見たい人です。読み手が結論を出さないので、考える材料としてちょうどいい分量が返ってきます。札の意味をちゃんと知りたい人にも、78枚の解説ページがそのまま使えます。

向いていないと思ったのは、「いつ」「いくら」「どちらが得か」をはっきり言ってほしい人です。そういう答え方は最初からしません。あと、占いは占いなので、お金や仕事の判断をこれだけで決めるのはおすすめしません。

読み手が話すのは占いの中だけで、雑談相手にはなりません。AIと話し相手になりたい場合は別のサービスのほうがいいと思います。

まとめ

AIタロットはもうたくさんありますが、Castarot は「引いたあとの文章」と「前回を覚えていること」の二つに絞って作られていました。無料で登録もいらないので、気になったら一回引いてみるのが早いと思います。

CASTAROT · AIタロット占い

まずは一回、引いてみるのが早い

この記事で書いたことは全部、実際に引けば数分で確かめられます。登録なし・無料で、日本語のまま読めます。

  • ウェイト版 78枚
  • 読み手を選べる
  • 並びを選べる
  • 登録なし・無料

占いは占いです。お金や仕事の判断をこれだけで決めないでください。

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